和田永 「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」
〜滞在制作篇〜

終了しました!

■日時:平成27年2月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)、28日(土)、3月1日(日)
各日13時~19時
■料金:無料
■会場:TOPPINGEAST[東京都墨田区本所2-10-7]

「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」始動!

「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」は、古い電化製品を使ってオリジナルな楽器を産み出してきたアーティストの和田永が、あらゆる人を巻き込みながら新たな楽器を創作し、量産し、奏法を編み出し、徐々にオーケストラを形づくっていくプログラム。
いつでもどこでもアイディアが湧きあがって困っている方、特技を取り入れて演奏方法を編み出してみたい方、器用な手先で楽器制作をサポートしてみたい方、実験現場が気になって遊びにきたい方、そして、ともに合奏してくれる方。そんなみんなが集って、ワイワイと徐々に博覧会をつくりあげていきます。
類い稀な発想力と強靭な探究心を持ちながら、周りを巻き込むキャラクターも持ち合わせた・和田永の頭に鳴り響く、エレクトロニコスとは?ファンタスティコスとは?ゆっくりと動き始めたこの「回典」運動の渦に、ぜひ巻き込まれてみてください。

制作過程を公開!

「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」最初の一歩となる今回は、和田永がTOPPINGEASTに滞在し、楽器作りの素材を集め、地域の方々や訪問者などと対話・協働しながら、どんな楽器が産み出せるのか描画し、実験し、試作します。期間中はどなたも制作現場を自由に訪れることができます。ぜひ足をお運びください。

集えや集え 妄想沸きあふるる愉快な人々よ
集えや集え 眠りに落ちゆくテクノロジー達よ

夜明け 微かな呼び声に導かれて 掘り起こし彷徨い
日がな 集い語らい描く そしてあちこちから産声があがる

広場にそびえ立つ電輪塔の灯火が 下から上へと明滅を刻む時
目に見えない電磁波は空へと解き放たれる
月夜はいよいよ深まり 電離層は地球の裏側と繋がる

真夜中 いよいよ祭典は幕をあける

放たれた波達は混ざり合ってはぶつかり合い
受信機を通して泡や卵のような音となって弾けてふりそそぐ

楽団はエレクトロニクスからエレクトロニコスへと変形した楽器を奏でながら
回り踊り 無限に広がるオルケストラを紡いでゆく

これは未だ見ぬ関係性の宇宙を皆で開き見る試みなのである!

やがて エキセントリコスの卵とファンタスティコスの粒々は
記憶の奥底に原風景となって焼きついてゆくだろう・・・

“エレクトロニコス・ファンタスティコス!”

―和田永―

トークイベント開催!

[入場無料・申込不要・先着順]

2月14日(土) 16:00-17:00 江渡浩一郎(独立行政法人産業技術総合研究所主任研究員/ニコニコ学会β実行委員長
/メディアアーティスト)終了!
2月15日(日) 16:00-17:00 倉本美津留(放送作家/ミュージシャン)終了!
2月21日(土) 16:00-17:00 松崎順一(家電蒐集家/レトロフィッター/家電系ガジェッター/家電考古学者)終了!
2月28日(土) 16:00-17:00 森翔太(映像作家/パフォーマー/俳優)終了!
3月 1日(日) 16:00-17:00 楠見清(美術編集者/評論家)終了!

随時募集

OHP、換気扇、斜めドラム式洗濯機、映写機、ビデオカメラ、豆電球式懐中電灯、スライドプロジェクターを随時募集しております。ご家庭でいらなくなった機械をぜひお持ちください。

滞在制作会場 TOPPINGEAST 地図 [東京都墨田区本所2-10-7]
TOPPING EAST 地図

  • 和田 永

    1987年東京生まれ。物心ついた頃に、ブラウン管テレビが埋め込まれた巨大な蟹の足の塔がそびえ立っている場所で、音楽の祭典が待っていると確信する。しかしある時、地球にはそんな場所はないと友人に教えられ、自分でつくるしかないと今に至る。大学在籍中よりアーティスト/ミュージシャンとして音楽と美術の間の領域で活動を開始。オープンリール式テープレコーダーを楽器として演奏するバンド『Open Reel Ensemble』を結成してライブ活動を展開する傍ら、ブラウン管テレビを楽器として演奏するパフォーマンス『Braun Tube Jazz Band』にて第13回メディア芸術祭アート部門優秀賞を受賞。各国でライブや展示活動を展開。ISSEY MIYAKEのパリコレクションでは、現在までに7回に渡り音楽を担当している。2015年よりあらゆる人々を巻き込みながら古い電化製品を電子楽器として蘇生させ合奏する祭典を目指すプロジェクト『エレクトロニコス・ファンタスティコス!』を始動させて取り組む。そんな場所はないと教えてくれた友人に最近偶然再会。まだそんなことやってるのかと驚嘆される。

  • 江渡 浩一郎

    独立行政法人産業技術総合研究所主任研究員/ニコニコ学会β実行委員長/メディアアーティスト。東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)。ニコニコ学会βは、グッドデザイン賞、アルス・エレクトロニカ賞を受賞。主な著書に『パターン、Wiki、XP』、『ニコニコ学会βを研究してみた』、『進化するアカデミア』。

  • 倉本 美津留

    放送作家/ミュージシャン。「ダウンタウンDX」Eテレのこども番組「シャキーン!」、アート番組「アーホ!」などを手がける。これまでの仕事に「ダウンタウンのごっつ ええ感じ」「M-1グランプリ」「伊東家の食卓」「たけしの万物創世記」他。近著にことば絵本「明日のカルタ」、「ビートル頭」がある。ミュージシャンとしても活動中。

  • 松崎 順一

    デザインアンダーグラウンド主宰/家電蒐集家/レトロフィッター。幼少期より「秋葉少年」としてラジオの製作・電子工作・アマチュア無線等を趣味に家電と親しむ。デザイン学校を卒業後20年間のインハウスデザイナーを経て2003年に「デザインアンダーグランド」設立。古いものこそ価値創造の原点として「何故、過去の家電なのか!?」という自問自答に現代のプロダクツが失った物が過去にありとの認識で、レトロフィッターとして日々廃棄された家電の発掘作業を通して、日本はのみならず世界へ古い家電を収集し廻り現代に蘇らせている。現在、主としてラジカセをベースとしてアナログ作品を通して未来の家電のあり方を提案をしている。

  • 楠見 清

    美術編集者/評論家。『美術手帖』編集長、京都造形芸術大学客員教授を経て、首都大学東京准教授。美術・デザイン関連の出版物の編集を通じてアート・シーンと音楽、映像、マンガ、ストリート・カルチャーなど諸領域の接続とメディア文化論をテーマとする。著書『ロックの美術館』、共著『現代アート事典』、寄稿書に『八谷和彦 OpenSky2.0』、『小田島等作品集 ANONYMOUS POP』、Chim↑Pom作品集『SUPER RAT』、企画編集した本に『アトムの時代』、『靉嘔 ふたたび虹のかなたに』ほか多数。展覧会企画に北米と日本のサブカルチャーと現代美術の連関をテーマとした「KRAZY! The Delirious World of Anime + Comics + Video Games + Art」共同キュレーター(バンクーバー美術館、カナダ)、和田永ら日本のメディア・アーティスト8組からなる企画展「Where Heaven meets Earth」(FILE 2014、サンパウロ、ブラジル)などがある。

    画=江口寿史、協力=シンコー・ミュージック・エンタテイメント(『ロックの美術館』より)

  • 森 翔太

    映画「タクシードライバー」にインスパイアされて制作したガジェット「仕込みiPhone」の動画が、YouTubeにて通算約400万再生、国内外のテレビメディアで取り上げられる。第17回 文化庁メディア芸術祭「エンターテインメント部門」審査委員会推薦作品に「仕込みiPhone」(ガジェット)と「脊振ILCハイスクール!」(映像作品)が同時選出。Ars Electronica(アルスエレクトロニカ)【next idea】部門でHonorary Mentionを受賞。「映像作家100人2014」(BNN社)掲載。最近では、サントリー"C.C.Lemon"プロモーション映像「仕込み筋肉 3号機」をてがける。人生に迷ってます。