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2020年9月『隅田川怒涛』スタッフインタビューシリーズVol.1 きよみやさん

ひとつの会社や団体ではなく、さまざまな分野のプロフェッショナルの力が集まり、作り上げられている『隅田川怒涛』。どんな人がどのように関わっているのか。働き方も、専門分野も異なるスタッフたちを紹介するインタビューシリーズです。
第1-3回は、NPO法人トッピングーストの事務局3名を紹介します。トップバッターは、NPO法人トッピングイーストの理事長であり『隅田川怒涛』のディレクター・きよみやさんに、『隅田川怒涛』のことはもちろん、他のご活動や趣味について伺いました。

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●『隅田川怒涛』での役割と仕事内容
全てのプログラムを立案し、その履行を最後まで見届ける役。プロデューサーでありディレクターです。

Tokyo Tokyo FESTIVALフォーラムにてプレゼンする清宮さん
↑2019年8月に開催された「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13 プレゼンテーションフォーラム」では『隅田川怒涛』をプレゼンした。

●『隅田川怒涛』のほかにされているお仕事・ご活動
音楽家同士が即興でバトルする『BOYCOTT RHYTHM MACHINE VERSUS』プロジェクトを、ライフワークとして既に15年やっています。現在は、世界中に日本人の音楽家が出向き、現地の観客が見守るなか現地の音楽家と相対する形式のドキュメンタリー・シリーズとして、五大陸制覇を目指しています。次回は香港で開催したいと準備を進めているのですが、なかなか厳しい状況ですね。
そのほかに、アーティストのエージェント業務、行政やデベロッパーからの依頼を受けて音楽やパフォーマンス等のイベントを実施・運営する業務なども行っています。

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↑ジャズピアニストJASON MORANとスガダイローのバトルをニューヨークにあるスタインウェイ・ピアノ工場で実施。(2016年12月)

●プロジェクトを立ち上げたきっかけ・理由
墨田区両国をホームに、2010年から音楽による地域活動を行ってきて、「この地域」と呼べるもっとも大きなフィールド=隅田川に挑んでみたかった。10年一区切り、ですね。それと、2020年という大きな節目に、東京でどこまでのチャレンジが許されるのか許されないのか、そしてその行為がその後どう展開していくのか、楔を打ちこんで体感してみたいという欲求からです。

●『隅田川怒涛』の活動のなかで印象的な出来事
企画趣旨と内容を説明してポカンとされたり引かれたりするのが最高です。ゾクゾクします。そうこなくっちゃ。

●自分が思う『隅田川怒涛』の面白さ・魅力
紹介したい魅力はたくさんあり過ぎるのですが、キーワードは「人々が激流のように混ざり合う」と「慰霊と鎮魂」です。

●『隅田川怒涛』を通してなにを得たいか/やりたいか、期待すること
間も無く開催というタイミングで延期となった『隅田川怒涛』。現在は来年の開催を目指して、徐々に動き出しているところです。コロナ禍を経て直面した様々な変化とこの芸術祭がどう呼応できるのか、非常に難しくもありとても楽しみでもあります。

隅田川が人々に最も親しまれていた江戸期の華やぎや営みを川辺に再び取り戻したい!というコンセプトのもと準備を進めてきましたが、現在は華やぎや営みそのものがすっかり無くなってしまいました。祭りのもつ湧き立つようなあの感覚をどのように取り戻していくのか、我々は大きな課題を突きつけられています。
ですが、考えてみたら、江戸の頃から今に残る祭りの成り立ちは、今よりも遥かに厳しい飢饉や疫病を如何に退けるか?に端を発しています。そう、きっと糸口はあるはず。それを現代において、この地でつぶさに探し出し、形にしていくのが『隅田川怒涛』の役目であると考えています。

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↑プログラムを作るために現場調査は欠かせない。隅田川を眺めながらイメージを膨らませます。きよみやさんは左から2番目。

●趣味やすきなこと/モノ
ここ数日は、初代タイガーマスク佐山サトルの動画をYouTubeで漁ってよく観ています。佐山はいつの時代も最高ですが、サミーリー時代のキレが凄まじいです。若いっていいですね!

あと最近は、隅田川テラスのランニングにもハマっています。オリンピック・パラリンピックに間に合わせるように完成したいくつかの橋のライトアップがとても綺麗で楽しめる一方、コロナ禍で行き場を無くして寝ている方が日々増えているのを実感しています。

●人生に影響を与えた1曲とその理由
『ZIGGY STARDUST』の1曲目「5years」です。1972年にデヴィッド・ボウイが起こした、完全なるパラダイムシフト。

●インターンやサポーターなど、『隅田川怒涛』に参加しようか迷っている方に一言!
コロナ禍にありながら「人々が混ざり合う」のは容易なことではありません。でも我々は安全に配慮しながら、そのことにトライしたいと考えています。過去の事例もマニュアルもない、芸術活動の最前線に身を置いてみませんか?

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↑隅田川に隣接する「LYURO 東京清澄 by THE SHARE HOTELS」にて。いつか隅田川の水でビールを作ってみたい。

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