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【すみだ巡業vol.4】「ほくさい音楽博」体験会 和楽器編フォトレポート

今年の「ほくさい音楽博」は、音楽家とともに子どもたちのもとを訪れる体験会からスタート。「すみだ巡業」と題して、全10回にわたってすみだの各地を巡ります。

【vol.4】となる今回は、8月2日(水)に、立花児童館にて和楽器の体験会を実施しました。

和楽器といえば、雛人形でおなじみの五人囃子も鼓や笛を演奏していますね!

今回の講師は鼓から三味線、歌や踊りまでこなすスーパープレイヤー・望月太左衛さん。体験会では、小鼓や締太鼓などの「鳴物」とお手軽な三味線「シャミコ」で合奏体験をしました。

始まる前からシャミコに興味津々の中高生たち。「千本桜」が弾きたい!と目を輝かせてます。待ちきれず、小学生たちも集まってきました。

最初は、和楽器のお話からスタート。
江戸時代に生まれたと言われる「歌舞伎」。その効果音やBGMとして欠かせない和楽器は、歌舞伎の舞台下手にあるすだれがかかった「黒御簾(くろみす)」で演奏される音楽です。

まずは、太左衛さんによる実演。
太鼓で奏でる音からどんな景色が浮かぶでしょう?子どもたちは、目をつぶって、音に耳をすませます。

太鼓ひとつで、波や雪の音をあらわす和楽器に子どもたちも驚きの様子。
さらに、一風変わった楽器が登場!
片面にビーズがつけられたうちわは、振るとパラパラと「雨音」が聞こえてきます。そこに、貝殻同士を擦り合わせて音を出してみると「蛙の鳴き声」が。あっという間に、雨の日の涼しさと、落ち着きを感じさせてくれます。

鳴物の紹介のあとは、三味線も登場。
今回、子どもたちが気軽に三味線を体験できるよう、お手軽な三味線「シャミコ」を用意しました。

一通り楽器紹介が終わると、お待ちかねの楽器体験がスタート。
それぞれやってみたい楽器で自由に音を鳴らしてみます。まずは、とにかく音を鳴らして体験してみることが大切。みんな真剣に音を鳴らしています。

その後は、みんなで合奏に挑戦。太左衛さんの指揮にあわせて、鳴物チームとシャミコチームが交互に、「ぽんぽん!」「じゃんじゃん!」と、音を鳴らしていきます。みんな満足の様子で、1回目の体験が終了しました。

そして、2回目がスタートすると、先ほど参加した子どもたちが戻ってきました。

「さっきと違う楽器がやりたい!」とみんな前のめりです。
1回目に参加した中高生は打楽器に挑戦。太左衛さんからリズムのレクチャーを受けて、全体的に音がまとまってきます。

そこに小学生たちも音も乗せていきます。

もう一度、みんなで合奏に挑戦し、大盛り上がり!
最後は三本締めでこの日の体験会は終了しました。

実施日:2023年8月2日(水)14:30〜15:30
会場:墨田区立フレンドリープラザ立花児童館 1階 音楽室[墨田区立花1-27-9]
講師:望月太左衛